店舗デザインの要!「造作カウンター」と「置き式カウンター」のメリット・デメリットを徹底解説
2026/07/23
店舗工事におけるカウンター制作:お店の「顔」をどう作る?
造作カウンターとは?
造作カウンターとは、現場の空間に合わせて職人が現地で製作し、壁や床にしっかりと固定するカウンターのことです。
メリット
圧倒的なデザイン性と一体感
お店のコンセプトや間取りに完全に合わせられるため、無駄な隙間なく空間と一体化した美しい仕上がりになります。
変形ギミックや設備連動にも対応
L字型や曲線(アール)を取り入れた複雑な形状も思いのままです。また、配線を隠すルートを作ったり、厨房機器やシンクをすっきりと組み込んだりすることができます。
高い耐久性と安定感
壁や床に直接固定するため、グラつきがなく非常に頑丈です。長く使う店舗には大きな安心感があります。
デメリット
費用が高くなりやすい
オーダーメイドの設計・製作費に加え、現場での大工工事や仕上げ工事が必要になるため、初期費用が高くなります。
納期(工期)がかかる
打ち合わせから製作、現場での施工完了までにある程度の時間が必要です。
移動や撤去が難しい
一度固定してしまうと、簡単に場所を変えることはできません。また、退去(原状回復)の際も解体工事が必要になります。
置き式カウンターを徹底解説
置き式カウンターとは、家具メーカーなどが製造した既製品のカウンター、またはあらかじめ木工所などの工場で組み立てて現地に「設置する」のカウンターのことです。
メリット
①コストを抑えられる
既製品を利用すれば、造作に比べて費用を大幅に抑えることができます。予算が限られている新規開業時には大きな味方です。
② 納期が短い
完成品を購入して設置するだけなので、工事期間を短縮できます。
③ レイアウト変更や移動が簡単
固定されていないため、店内の模様替えやイベント時の配置換えがスムーズです。移転する際も、そのまま次の店舗へ持って行くことができます。
④デメリット
サイズやデザインに制限がある
既製品の場合、お店の「あと数センチ」の隙間にぴったり合わせることが難しく、無駄なデッドスペースが生まれることがあります。
厨房との仕切りに使う際、設備(コンセント・水道)が仕込みにくい
カウンターを客席と厨房を分ける「間仕切り」として設置する場合、造作とは違って内部に配線や配管を通す空間がありません。そのため、カウンターにコンセントを増設したり、手洗い用の水道(シンク)を仕込んだりすることが非常に困難です。
配線や配管が「露出」になりやすい
どうしても置き式カウンターに電気や水道を引く場合、コードや給排水の管が床や壁から伸びて「露出(見えた状態)」になってしまいます。これは見た目がゴチャつくだけでなく、埃が溜まりやすくなって衛生面でマイナスになったり、足を引っ掛ける原因になったりと、店舗運営上のリスクにもつながります。
安定感に欠ける場合がある
固定はするけど、基本的には置いているだけになります。
上に重いものを載せたときや、お客様が寄りかかったときに、造作ほどの安定感は得られない場合があります。
まとめ:どちらを選ぶべき?
どちらを選ぶべきかは、「お店の業態」と「予算のバランス」によって決まります。
◉ 造作カウンターが向いているお店
⚫︎ バーや高級飲食店など、カウンター自体がお店の「顔」になる場合
⚫︎ 厨房機器と一体化させて、水回りや電気設備をすっきり収め、作業効率を極限まで高めたい場合
◉ 置き式カウンターが向いているお店
⚫︎物販店やテイクアウト専門店など、レジ機能がメインで複雑な設備が不要な場合
⚫︎ 将来的にレイアウト変更をする可能性が高い場合
⚫︎初期費用をできるだけ抑えてスタートしたい場合
カウンターは一度設置すると、毎日のオペレーションやお客さまの居心地に直結する重要な要素です。デザイン性だけでなく、実際の動線や設備計画も含めてしっかりシミュレーションして選びましょう。
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