現場監理はなぜ最後まで立ち会うべきなのか

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現場監理はなぜ最後まで立ち会うべきなのか|東京出張で実感した工程管理の重要性

2026/08/15

現場監理はなぜ大切なのか?東京出張で実感した工程管理の重要性

東京の現場で起きたこと

現場監理はなぜ大切なのか?東京出張で実感した工程管理の重要性

店舗の改修工事で、こんなご相談を受けることがあります。

「少しでも早く工事を終わらせてほしい」

気持ちはよく分かります。休業期間が長引けば、その分売上にも影響が出るからです。

ただ、早さだけを優先した工程判断が、かえって工期を延ばしてしまうことがあります。先日、実際にそれを痛感する出来事がありました。

 

東京の現場で起きたこと

先日、東京の店舗改修工事に伺いました。

今回は床の左官仕上げ(元請手配)のあと、当社が塗装工事を担当する2日間の工程です。

予定では、10日・11日で左官工事、12日を乾燥期間、13日・14日で塗装というスケジュールでした。

ところが現地で床の状態を確認したところ、塗装を見送る判断をしました。

左官仕上げの精度が悪く、仕上に使えないレベルだったためです。

なぜ仕上げが不十分になったのか

左官仕上げ、特に金鏝押さえは、水の引き具合とセメントの締まり具合を見ながら鏝で押さえていく作業です。

仕上げがそのまま最終仕上げになるため、時間をかけて押さえられるかどうかで仕上がりが大きく変わります。

今回の現場条件では、元請に作業状況を聞くと水が引き切るまでにおそらく20時から21時頃までの時間が必要でした。

しかし実際には、床を塗り終えたのが15時半頃、職人さんが現場を出たのが17時頃だったとのことです。

必要な「待ち時間」が十分に取られていませんでした。

なぜこの判断になったのか

背景には、少しでも早く工程を進めたいという事情がありました。

当社が普段から連携している左官職人であれば13日・14日の対応も可能でしたが、今回は「1日でも早く」という理由で、実績が分からない業者に発注する判断がされていました。

休業中の店舗を1日でも早く再開したいという思いは、施主様にとってもとても自然なものだと思います。

ただ、実績が分からない業者に「早さ」だけを優先して発注することには、想像以上のリスクがあります。

今回のケースは、まさにそのリスクが表面化した例だと言えます。

現場監理は、最後まで立ち会うべきだと思う理由

職人さんも人間です。監理する側がしっかり最後まで確認していれば手を抜けませんが、確認が甘ければ、仕上がりも甘くなってしまうことがあります。

だからこそE.M.Worksでは、多少嫌がられても、工程の最後まで現場に立ち会うことを大切にしています。

「早く終わらせること」より、「必要な工程を守ること」の方が、結果的に施主様のお店を守ることになると考えているからです。

施主様が工程管理で確認しておきたい3つのポイント

今回のような事態を避けるために、施主様側でも確認できるポイントがあります。

  1. 発注する業者の実績を確認する 「早く対応できる」ことだけでなく、実際にその業者がどんな現場を手がけてきたかを確認することが大切です。
  2. 仕上げ工程には十分な時間が確保されているか確認する。

   左官仕上げや塗装など、仕上げ工程には材料ごとに適切な作業時間・乾燥時間があります。

   工程表に無理な短縮が含まれていないか、事前に確認しておくと安心です

 

よくある質問

Q. 現場監理は元請に任せておけば大丈夫ではないですか?

A. 基本的には元請の責任範囲ですが、実際には現場ごとに監理の質に差があります。

特に工程を急いでいる現場では、確認が甘くなりやすい傾向があります。

ご不安な場合は、担当者に立ち会い体制について事前に確認されることをおすすめします。

Q. 左官仕上げの良し悪しは、施主様でも見分けられますか?

A. 専門的な判断は難しいですが、表面にムラや粉っぽさがないか、鏝の跡が均一かどうかは、ある程度目視でも確認できます。

 気になる場合は、施工会社に仕上がりの写真を共有してもらうのも一つの方法です。

まとめ

今回、床の塗装は一旦見送りましたが、壁など他の部分の作業は進めました。

あらためて塗装のため東京へ伺う予定です。

店舗づくりは、デザインや施工技術だけでなく、工程管理・現場監理の積み重ねで品質が決まります。

E.M.Worksでは、現地調査から施工、家具製作まで一貫して自社で対応することで、こうした一つひとつの工程に責任を持てる体制を大切にしています。

店舗の改修・内装工事をご検討中の方は、工程や現場管理についてのご相談もお気軽にお問い合わせください。

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