客単価から内装費を逆算する方法
2026/02/23
内装費は客単価で決まる
内装費は客単価から決める
前回の記事では、内装費は回収年数から逆算すべきだとお伝えしました。
その逆算の出発点は何か。
客単価です
客単価が曖昧なまま内装を考えるのは危険です。
単価が決まらなければ、投資の上限も決まりません。
まずはここをしっかり考えましょう
① 客単価の設定が最も重要
客単価は希望ではなく設計です。
飲食店の場合、単価の内訳まで考えます。
フード単価
ドリンク単価
それぞれの原価率
例えば焼肉店では
フード原価 40〜45%
ドリンク原価 20〜30%
同じ客単価6,000円でも
フード5,000円 ドリンク1,000円では粗利は薄くなります。
フード4,000円 ドリンク2,000円なら粗利は厚くなります。
単価は金額だけでなく構成比まで設計します。
美容室の場合も同じです
カット中心なのか
カット+カラーが主軸なのか
エクステやトリートメントの比率はどうか
平均単価8,000円でも、カット比率が高ければ利益は薄くなります
エクステや髪質改善の比率が高ければ粗利は厚くなります
単価の中身が投資余力を決めます
② スタッフ給与を先に決める
単価を考えるときに忘れてはいけないのが人件費です
売上から残った分を給与にするのではありません
先に給与水準を決めます
アルバイトメインで考えるのか
月給25万円の社員を何人分確保するのか
社会保険を含めた実質負担はいくらか
ここを含めて利益を計算します
人件費を無視した単価設定は成立しません
③ 業態別の一般的な利益率
あくまで目安ですが、業態ごとの営業利益率の例です。
焼肉店 営業利益率 10〜15%
焼鳥店 営業利益率 15〜30%
美容室 営業利益率 15〜40%
パーソナルジム 営業利益率 20〜35%
業態によって利益の厚みは大きく違います
パーソナルジムは設備投資が比較的軽く高粗利
焼肉店は設備が重く原価も高いため利益率は低めになります
同じ800万円の内装でも、回収の難易度は業態によって大きく変わります。
客単価から内装費を算出する
例として焼肉店の場合
客単価6,000円
1日30人
月25日営業
売上は
6,000円 × 30人 × 25日 = 450万円
営業利益率15%なら
月利益 約67万円
そのうち25万円を回収に回すと決めれば
3年回収で
25万円 × 36ヶ月 = 900万円
この場合、内装費の上限は約900万円です。
このように、内装費は数字から決まります。
結論
内装費はデザインから決めるものではありません
客単価
構成比
人件費
利益率
回収年数
この順番で組み立てます
なんとなくで決める内装は、後から負担になります
数字で決める内装は、経営を守ります
店を続けるために必要なのは勢いではなく設計です
内装費は必ず客単価から逆算して決めるべきです


